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就労移行支援のメリット7選【成功事例や活用法も紹介】

白い風船
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  • 就労移行支援を利用したら本当に就職につながるの?
  • スキルアップ・資格取得などの学びの機会はあるのかな?
  • 実際に利用した体験談を知りたい

就労移行支援の利用を考えているとさまざまな疑問がでてきます。
就労移行支援を利用するとき、しっかりした知識がないと、数ヶ月から1年以上の時間を無駄にしてしまう恐れがあります。

僕は実際に就労移行支援を利用しました。利用したからこそ分かるいい面、気をつけるべきポイントがあります。

この記事では、次のことを解説します。

  • 就労移行支援を利用するメリット
  • 向いている人の特徴
  • 就労移行支援がA型・B型事業所より優れているポイント
  • 実際の事業所の就職率
  • 就労移行支援をムダにしない方法
  • 就労移行支援を利用した体験談

この記事を読むと就労移行支援を効果的に利用できます。
就職できる事業所を選びしっかり支援してもらいましょう。

障害者のための就労移行支援事業所 LITALICOワークス
目次

就労移行支援を利用するメリット7選

就労移行支援は心身に障害や難病がある人が利用できる福祉サービスです。生活習慣や働くためのスキルを身につけるサポートをしてくれます。履歴書の添削や面接の練習、就職後のフォローもしてくれます。

基本的に障害や難病がある人向けですが、障害者手帳がなくても利用できることもあります。

就労移行支援を利用する具体的なメリットは次の7点です。

  • 働くためのスキルアップができる
  • 就職活動をサポートしてくれる
  • 自分に合った職場を探せる
  • 職場実習で経験を積める
  • 精神的なサポートが充実している
  • 自信をもって就職活動ができる
  • 職場定着支援がある

働くためのスキルアップができる

就労移行支援では就職に必要なスキルを学ぶためのトレーニングを受けられます。
例えば、Word・ExcelやタイピングなどのPCスキルや仕事で必要なコミュニケーション、ビジネスマナーなどです。

基本的な生活習慣へのアドバイスやサポートが受けられることもあり、働くための総合力のトレーニングになります。

就職活動をサポートしてくれる

就労移行支援では就職活動のサポートを受けられます。

具体的には、

  • 求人の紹介
  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接の練習

など、支援員が就職に向けての準備を一緒に進めてくれます。

履歴書・職務経歴書を作るのに慣れていない人でも、スタッフが支援してくれるなら安心ですよね。
面接に関しても練習をする中で不安を減らし、ポイントを押さえた回答ができるようになります。

はる

こうしたサポートのおかげで自信をもって就職活動にチャレンジできます。

自分に合った職場を探せる

就労移行支援ではあなたの特性や希望にあった職場探しをサポートしてくれます。

事業所が提携している企業もあり、障害者雇用に理解のある企業とつながりやすいです。

僕が利用中に支援員から聞いた話で、訓練で一緒に仕事をしていた、とある企業に就職された利用者がいたそうです。
僕は訓練で、とある企業の元利用者の方と、リモートで一緒に作業をしていました。

職場実習で経験を積める

就職準備として職場実習ができることがあります。

職場実習の目的は自分に合った仕事や働き方を見つけること。実習先での実績が認められれば、そのまま採用につながることもあります。

実務を体験して自信をつけたり企業からの評価やアドバイスを得られるため、改善点や強みを確認できます。

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とても学びが多いため機会があったら積極的にチャレンジしましょう。

精神的なサポートが充実している

メンタル面のサポートが充実していることも大きなメリットです。

就活は精神的にプレッシャーを感じやすいですが、相談支援をとおして、不安やストレスを減らしながら進められます。
相談支援では支援員があなたの健康管理や日常生活の悩みなどの相談にのってくれます。

職場でのストレス対策も学べ、精神的な健康を維持するためのトレーニングをしたりします。

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例えば、報告・連絡・相談の練習を実際の職場に見立てて練習します。

自信をもって就職活動ができる

就労移行支援では自分のペースで無理なく就職に向けて準備ができるため、安心して就職活動できます。

スキルの習得や職場実習をとおして成功体験を積むことで、自分に自信がつきます。就職への意欲も高まるでしょう。

職場定着支援がある

就職が決まった後も職場で安定して働けるように、職場定着支援というサポートが受けられます。

就職後に職場で困ったことがあっても、就労移行支援のスタッフが相談にのってくれて、解決に向けたアドバイスをしてくれます。

はる

安心して働き続けることができますね。

具体的には職場での仕事や人間関係の悩みを相談できたり、労働条件の調整が必要なときは支援スタッフが企業と調整してくれたりします。

このように就労移行支援は、自分用につくられた就労・精神的サポート、職場実習など独自の強みをもっています。

就労移行支援を上手く活用する方法は次の記事で解説しています。
»就労移行支援を無駄にしないためにすべきこと

就労移行支援を利用するのに向いている人の特徴

就労移行支援に向いている人の特徴は次の3つです。

  • 働く意欲があるがサポートが必要
  • 障害特性に配慮した就職先を探している
  • 社会とのつながりをもちたい

働く意欲はあるけどサポートが必要

就労移行支援は就職を目指しているけど、1人では不安だなと思う人に向いています。

障害特性で就職活動に自信がもてないとき、職場にうまく馴染めるか不安なときに移行支援のサポートが助けになります。

「面接で自分を上手くアピールするのが難しい」「履歴書作成に不安がある」、こんな人も安心して就職活動ができるでしょう。

障害特性に配慮した就職先を探している

就労移行支援では障害に配慮した職場探しをしてくれます。

普通の就活では障害への理解が足りない企業にばかり出会う人、障害を理由に働くことが難しいと感じている人にはとても向いています。

そんな人のために移行支援では個別の支援計画を立ててサポートしてくれるでしょう。

はる

僕が利用した事業所でも、支援員がていねいにヒアリングして支援計画を立ててくれました。

社会とのつながりをもちたい

社会とのつながりをもちながら自立を目指したい人にも向いています。

長いこと仕事をしていないと、社会との関わりを持つことに不安や恐怖がでてきますよね。僕も抵抗があったのですごく気持ちが分かります。

はる

支援事業所では他の利用者と交流する機会もあるため、孤立感を解消しながら仲間とともに目標に向かって進めますよ。

就労移行支援がA型・B型事業所と比べて優れているポイント

就労移行支援はスキル習得と一般就労への橋渡しが主な目的です。

下に就労移行支援、A型事業所、B型事業所の特徴の比較表を作りました。

スクロールできます

就労移行支援

A型事業所

B型事業所
一般就労への就職目指せる事業所内だけでの仕事になりがち事業所内だけでの仕事になりがち
個別の支援受けられる難しい難しい
スキル習得幅広く身につく軽作業中心軽作業中心
働く選択肢職種は幅広い職種は限られる職種は限られる
自立目指しやすいやや目指しやすい難しい
各サービスの比較

一般企業への就職を目指せる

A・B型事業所では事業所内で働き続けることが多いのに対し、就労移行支援は一般企業への就職を目指せます。

一般企業に就職したあとも必要に応じて支援が続くため、職場での困りごとがあっても相談できるのも安心です。

個別の支援が受けられる

就労移行支援では、一人ひとりに合わせた個別の支援を受けることができます。

対して、A型・B型事業所は主に決まった業務を事業所内でこなすことが多いため、個々のニーズに応じた柔軟な対応が難しいです。

幅広いスキルが身につく

A型・B型事業所では事業所内で行われる軽作業が中心となります。

一方、就労移行支援では働くための幅広いスキルを身につけることができます。

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学べるのは就職に必要なコミュニケーションスキルやビジネスマナー、PCスキルなど。

実際の企業で職場体験をすることで、実際の仕事や職場の雰囲気を体験でき、自分にあった働き方を探せます。

働く選択肢が広がる

A・B型事業所では仕事の多くが事業所の中で行われるため、職種が限られてしまいます。

その点就労移行支援ではさまざまな職種への就職を目指せるため、職業や業界の自由度が比較的高いです。
例えば、事務職や接客業、IT業界などの分野に挑戦できます。

自立へ向けてステップアップしやすい

A・B型事業所では、最低賃金かそれ以下の賃金で働くことが多く、働く時間も短いです。

一方、就労移行支援をとおして一般企業につくことで、収入や働き方の自由度が高まってより自立した生活を目指しやすくなります

LITALICOワークスは累計15000名以上の就職実績がある

実際の就労移行支援の就職実績を見てみましょう。

ここでは、LITALICOワークスという事業所を例にして解説します。

LITALICOワークスはこれまで累計15000名以上の方の就職実績があります。就職6ヶ月後の定着率も約9割という数字をたたきだしています。

2023年度のデータでは1年間に2000名以上の方が就職していて、精神障害と発達障害の方で約9割を占めています。また年代別では20代が47%30代が29%です。

企業への求人開拓も積極的におこなっているようなので、これからさらに職種が広がっていくことが予想されます

僕が次に利用する機会があるならLITALICOワークスを使いたいです。

就職したいけど1人では難しいと悩んでいる方。累計15000人以上の就職実績があるLITALICOワークスがあなたの就活を応援してくれます。就職して周りの人たちに一人前だと認められましょう。

【LITALICOワークス】

就労移行支援をムダにしない方法

就労移行支援をムダにしないための3つの活用方法をお伝えします。

  • 高い就職実績がある事業所を選ぶ
  • 自分から積極的に質問する
  • スキル習得にとりくむ

高い就職実績がある事業所を選ぶ

1つ目は高い就職実績がある事業所を選ぶことです。

理由は高い就職実績の事業所を選ぶことで、あなたが就職できる可能性が高くなるからです。

反対に就職しにくい事業所も存在します。
就職しにくい可能性が高い事業所の特徴は以下です。

  • 就職実績が極端に少ないor非公開
  • 企業との連携が乏しい
  • 個別支援がたりず一律のカリキュラムばかり

順番に解説します。

就職実績が極端に少ないor非公開

年間の就職者数が極端に少ない(1〜2名)場合や、そもそも就職実績を公開していない事業所は要注意です。

はる

実績を隠している場合は、就職支援よりも利用者数を確保することが目的になっている可能性があります。

事前に「年間の就職者数」「定着率」を確認しましょう。

以前僕が利用していた事業所も、ホームページには就職者数が分かりやすいところに書かれていませんでした。
2年間利用しましたが就職できず。就職できなかったのは僕自身の問題もあるでしょうが、面接にさえたどりつかなかったため事業所の力不足も否めません。

企業との連携が乏しい

職場実習や職場体験がほとんどない事業所は就職しても続きにくいです。

実習や体験、見学がないと職場とのミスマッチがおこりやすく、せっかく就職しても退職しやすくなります。

利用を決める前に実習などの機会があるか確かめましょう。定期的にさまざまな企業と連携している事業所は安心です。

個別支援がたりず一律のカリキュラムばかり

一人ひとりの障害特性や希望職種にあわせた支援がない事業所にも注意しましょう。

一律に「パソコン訓練」「ビジネスマナー研修」ばかりで個別の就職活動支援がないところは、実践的な就活スキルが身につきにくいです。

面談はどれくらいあるかも確認しましょう。

面談がほとんどなく訓練だけで終わる事業所は、一人ひとりの悩みや就活の進みぐあいを相談できないままになりがち。

見学したときに「個別面談はどれくらいの頻度でありますか?」と聞いてみましょう。

また履歴書作成・面接練習のサポート体制がしっかりしているかも大切です。

はる

いい事業所はスタッフが履歴書の添削をしてくれたり、面談を重ねてあなたの強みや配慮のポイントを整理してくれます。

あなたも事業所を選ぶときは就職実績や実習先の企業数、支援内容などを確認してから決めましょう。

自分から積極的に質問する

2つ目の就労移行支援をムダにしない方法は、自分から積極的に質問することです。

質問することで、自分にあった支援を受けやすくなります。

例えば、スタッフがパソコン訓練をやろうとすすめても、実際には事務職よりも接客業に向いている人もいます。そこで「僕は接客業に興味があります。実習先はありますか?」と質問することで、希望にあう支援を引きだせます。


また障害者雇用では、配慮ポイントの伝え方が重要です。
「どんな配慮を伝えればいいですか?」と支援員に質問すれば、ふさわしい伝え方を教えてもらえます。

就労移行支援は原則2年間までしか使えないため、質問をとおして自分に必要な支援を引きだすことが就職への近道です。

僕は積極的な質問があまりできてなかったため、事業所の力を最大限使えてなかったのかもしれません。

スキル習得にとりくむ

就労移行支援をムダにしない方法3つ目は、スキル習得にしっかりとりくむことです。

理由は実践的なスキルがないと、就職や就職後に定着できない可能性が高いからです。

例えば、事務職につきたいと思っていても、WordやExcelの基本操作ができないと採用自体が難しくなります。
軽作業希望の場合でも、報告・連絡・相談の練習をしないと、職場で指示が分からずにミスが増えることに。

移行支援でスキルを身につけておけば、就職するときに「〇〇の訓練を受けました」とアピールできます
就職後も仕事をスムーズにこなせるため定着率も上がるでしょう。

就労移行支援の体験談

僕は26歳のころ、就労移行支援を利用しました。訓練内容は主にデータ入力や軽作業でした。

最初は2年間利用するつもりでしたが、コロナ禍による求人減少の影響により特例で2年9ヶ月利用できました

しかし、事業所から紹介された企業に5社ほど応募したところ、1社も面接までたどりつくことはできませんでした

結局同じ時期に卒業する数人のメンバーと一緒に、事業所の関連会社に1日2時間、週3日リモートで半年契約で働きながら、求人がくるのを待つことになりました。

それでも一般企業に就職が決まることはありませんでした。

はる

就職できなかったから完全にムダとまではいいませんが、くやしい気持ちは今でもあります。

あなたには20代・30代という、キャリアを築くうえで大切な若いときの時間をムダにしてほしくありません。

まとめ

就労移行支援にはたくさんのメリットがあります。

障害者雇用を目指している人もA型事業所で働いている人も、今よりステップアップしたいならば利用を検討してみるといいでしょう。

あなたが納得いく形のキャリアを築いてくれたら嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】
はる
ブロガー/webライター
白い風船

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